リトル・ミス・サンシャイン
家庭を持ってから、家族をテーマ、もしくは被写体とした映画を、気づけば見返していることが多い。
俺は今単身赴任中(近県だから毎週帰る)だが、子供と過ごす機会はやっぱり減った。
うちの子は負けず嫌いに度が過ぎていて、例えはオセロとかでも負けそうになると癇癪を起こして途中で止めてしまう。
今日もボードゲームをしていて俺が有利になったときいつもの癇癪を起こした。
で、その後に子供が言ったことに、ショックを受けた。
『俺はナニをしてもダメなんだ。何にもできないんだ。』
...どうしてそう思うの?そんなことないよ。そんなことないよ。。
ハッキリ言って俺の子供時代に比べて、運動神経もいいし、頭もいいなって思う。優しいし、少し臆病だけど。
だって小4だよ?
何が子供にそんな風に思わせているんだろうって、ホント悔しかった。子供に必要なのはユーモアと希望だけだ。
いい子になんか、なる必要ない。
楽しく生きてほしい。
オレはいい年齢になるまで、人と自分を比べてばかりいた。今は違う。
仕事で相手を打ち負かしたときの高揚した気持ちだけが、自分の幸せではないとやっと気付いたんだ。
ホントに好きなことがあれば(趣味でも仕事でも)、独りでも充実感を感じられるし、むしろ、そうじゃなければホントの友達ってできないんだ。
話は反れたが表題の映画では祖父が他の家族と違う尺度を持っていて、一般常識の外、法外にいる。
オレ自身ズタボロだが、元々できそこないだ。でも生きていて、大好きな趣味もある。
仕事も種類によっては楽しめる。
子供時代に楽しむ以上の重要なことあるか?
映画のおじいちゃんみたいに、何とかガイドしていかないといけないと思っている。