Pigmon77’s blog

やるせない話し多めかも。ごめんなさい。

小山田圭吾について思うこと

小山田圭吾コーネリアスはそりゃあ、俺が若い頃ホントに面白かった。

そう、面白かった..ってだけ。
小沢健二と真逆になっちゃったね。

今回のオリンピックに関わってるって事は知らなかったけど、坂本龍一がソッコー断ったって事も含め、俺の育った90年代ってホントに何だったんだろ~と思った。

FLIPPER'Sで考えると、同じFLIPPER'Sでもオザケン坂本龍一と同じ判断をしたか、強烈なメッセージ性を打ち出したと思う。

もし、彼が、同じ状況下で、オリンピックのプロデュースを依頼されたらの話しだけど。



今回のイジメの記事は確かリアルタイムで読んだ記憶がある。ロキノンでね。

個人的にはイジメはしたこともされたこともあって、その記事を読んだ時は大学生だったから、何となく性格悪いな~とかしか思わなかったけど、まあ、今回は辞めて正解だったと思うし、そんなこんなで、改めて90年代の嫌らしさってやつを思い出した。

自意識ばっかり肥大したアホな時代だった思う。差違ばっかり気にしてさ。

少なくとも、自分も含め社会的なことは無関心だったし、何て言うか、話はすっ飛ぶけど、カートコバーンが死んでホントにああいう文化、よーするにカウンターカルチャーは終わっていたんだと、今さらながら思う。

あの頃は社会と断絶したカルチャーが多かった。
burstとか鬼畜系とか、雑誌も多かったね。
TVBros.とか毎号買ってたけど、もうね。
知識じゃ世の中、変わんないしね。
血肉になっているものも無いことないけど、やっぱりSnoozerが一番良かったな。

色んなところへの入口になった。
哲学とか、社会学とか。


そもそも渋谷系とか今恥ずかしくて聞いてらんないもんね。
そんなの聞くぐらいなら、アストラッド・ジルベルトとか本場の音楽聞くわ。

コーネリアスの音楽自体は好きなものもあって、別に今回の事でいきなり嫌いになったりしないけど、俺がここ数年~ひょっとしたら10年くらい音楽に無関心になった理由が今回の騒動で全て説明できる気がするんだよな。

音響的に心地いいけど、フィツシュマンズで十分だわ。フィッシュマンズには自分にとって今でもプラスアルファがあるんだよ。

つまり、あの頃のほとんどが何ももたらさなかったって事かもしれない。

そして、生活者ブレイデイみかこがピストルズしか聞かない理由も、今ではよく分かる。

イジメについては、された本人は一生覚えているんだよ。
それは良くない。
俺、されたこともしたこともやっぱ覚えてるし。どっちも最低の記憶でしかない。
これは、小山田圭吾さんも同じなんじゃないか。単なるサイコパスかもしれないけど。
喧嘩とか弱そうだもんね。

でも、ノコノコ、国家のイベントに出ていって、過去の鬼畜イジメですんなり辞める小山田圭吾を見てると、つくづく悲しくなる。

夢中になってたものが、無価値だったんじゃないかって思ってしまって悲しい。

それだけ。


コレ好きだったんだよね..