Pigmon77’s blog

やるせない話し多めかも。ごめんなさい。

衰退都市の孤独

これは享楽都市の孤独(マニックス)だが、地方の衰退具合は、コロナ禍により加速した。

サム・ライミがショッピングモールを当て所なくうろつく人々に着想を得てゾンビを発明した。

ほとんどが下らないものだった。
金をつぎこんだほとんどのものが。
つまり、俺もゾンビです。

昔からあるもので残っているのは本だけ。
レコード世代ではないのでCDはもうデータ化して処分してしまった。

今はSpotifyが快適だけど、バナナレコードに長居していた過去が懐かしい。

楽しみが無くなったという意味では、ディストピアだ。
少なくともかつて音楽は(たとえメジャーなものでも)もう少し生活や日々の感情に寄り添っていたものが多かった、かな?と思うし
今もビックリするようなアーティストもいるけど

けもののなまえ (feat.HANA)

けもののなまえ (feat.HANA)

新しい発見もあるけど、
もうメジャーとオルタナっていう価値観は存在していない。
完全に断絶している。
だからカウンターカルチャーはもうない。
カウンター、というか対立は政治や社会の中にある。
貴方や俺の学校や職場の中にある。

大して財力の無い中途半端な地方で、ランチェスター戦略とか、ドラッカーとかマネジメントがどうとか、それで、安い給料でむちゃくちゃ働く、働かせる意味はあるんだろうか。

せっかくのんびりしてるのに。っていうかそこだけが良いとこじゃんか。

つまり、皆、白兵戦に突入したということだ。

地方の衰退と表題に書いたが、地方は賃金も安いが家賃や物価も安い。
子供部屋おじさんはいるだろうがホームレスは少ない。
でも多くの人は畑ができるくらいの土地を安く買える。

しかし、都市圏に嫉妬や劣等感を抱いている。それも、強烈に。中年~年配の人に多いかも。

広告やドラマのせいだね。

地方は、ずっと東京への憧れと怨念でいっぱいだ。
どこも東京を教科書にしている。
多分江戸時代からずっとだ。
今も結局江戸時代なんだよ。。

消費面ではAmazon楽天、メルカリなんかでもう地方と都市の差異は無い。

地方の人々に活気は感じられない。東京のものマネをしたくても、結局上手くいかないからだ。駅前ほとんどシャッター街だ。

でも海や山にはサイクリングを楽しむ人や釣り好きの人がたくさんいる。
登山者も多い。

今はインターネットのおかげで、その地域の各々の趣味やレジャーのもっとも楽しめる場所に容易にアクセスできるようになった。

比較するほうが間違いじゃないか。

洒落たカフェなど行きたくねえ、とキヨシローは歌ったが、自分自身はサイクリングロードと海と山があればいーし、一応小箱だけど、ライブが復活すれば見たいアーティストもたまに来てくれる、だろう。

もはや地方は都市圏とは分断されているし、楽しみかたも違う。
別の国のようなもの。
ただし才能は地方から出ていく。

金と才能がないものが、都市の生活を地方で望み続けるというのは地獄のようなものだと思う。
だったら都会へ行くべきだろう。

ちなみにスクールカーストは地方では死ぬまで続く。突き抜けた才能と、疎外された者は地方を捨てて出て行く。

俺の親父は元地方公務員でデカイ年金をもらって何不自由なく暮らしているが、自民党はダメだと言う。

ある裕福な顧客は、先祖の資産でイージーモードな生活をしているが、自民党はダメだと言う。

楽しく話せるし、憎悪は無いけど、今の世の中の結果に、自分達が加担していて、なおかつ十分な恩恵を受けているという意識はおそらく、無い。

そこに深い断絶をどうしても感じてしまうんだ。

若者は選挙いかない、政治離れが激しいとか言うけど、今は誰もがそもそも社会に信頼を置いてない。
貧しい中年は目の前のやりくりに精一杯のトンネリング状態か、若者は親世代たちの惨状を目の当たりにしているからだ。

そして、俺はその惨状の真っ只中に、いる。