ココロに花を
最近映画を全く見なくなった。
たまたま録画で残ってた『岸辺の旅』を見たくらい。って、もう何回も見てるんだけどさ。
これは存在したかもしれないもうひとつの人生の話。
霊体が主なストーリーテラーなんだけど、深津絵里が既に死んでる夫を白玉団子で呼び寄せ、死んだ夫の最後の旅路を共にたどっていく。
色々な解釈ができるユニークな映画。
思いが有る限り、失った人や物事は存在し続けるっていう見方もできるし、深っちゃんの夢なんじゃんとも思えるし、死んだ夫がホントに生きたかった人生を、残した嫁にみせてあげたんだとも思えるし。でも結局存命中はそんな生き方を共にできなかった。っていうような切ない余韻を残す良い映画です。
けっこう日本で唯一成り立っているロードムービーなのかもと思っています。
ロードムービーは好きで、イージーライダーとかプリシラとかサイドウェイとか、イントゥザワイルド。あとタイトルは忘れたんだけど、痴呆気味の父親が詐欺メールみたいな通知を信じて懸賞か何かを受け取りに父親と嫌嫌ながら息子が共に旅に出る話(誰かタイトル分かりませんか)とか。
日本は狭くて、しかも地方はどこも一緒だから、なかなか成り立たないジャンルだと思うけど、まあ、寅さんがあるけどね。
映画じゃないけど『サイタマのラッパー マイクの細道』も良かったな~
日本は
働きすぎだよ。
周りの目も気にしすぎ。
俺もそうだけど。
キャリアにセカンドチャンスがもう少し容易に存在すれば、みんなロードムービーみたいな期間が持てるかもしれないね。
とにかく鴻上尚史さんもいってたけど、煮詰まったら旅に出た方が良いかもね。
そんな人がいるのが当たり前になったら良いのに。
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