ソロキャンプについて
ある女性の顧客と雑談の最中、最近流行りのソロキャンプの話題になった。
その人は活発で、取引先の責任者でもあるとても賢い人。
コロナ禍だからコンサートに行けなくてつまんないとか、外食できなくてつらいとか年齢は俺より一回り上だけど、本当に(変な意味じゃなく)飾らなくてチャーミングな人。そうだよね。つらいよね。俺も最後に見たのは一昨年のEGO-WRAPPIN'だっけか。メチャ良かったな。EGO-WRAPPIN'。
どういう話の流れだったかは忘れたけど、ソロキャンプの話になって、俺はちょっと興味ある趣旨の発言をしたんだけど、その人に一人でキャンプ行って何が楽しいのかサッパリ分からないと言われた。
言われてみると、ホントに仲のいい友人と行った方が何でも楽しいに決まってるし、
そういうソロキャンプが流行る風潮って
普段本音で話せる人がまわりにいない人が増えたのかもと思った(自分も含め)。
多分男性の方が多いんだろう。
田舎道をロードバイクで走るとおばあちゃんが二人か三人で談笑してるのを見るけど、おじいちゃんの談笑してるのあまり見かけないもんね。
男は競争原理が基本染み付いているから。
女性の中でも陰湿な関係はあるんだろうけど。まわりとは表面合わせて、時間は自分の幸福と思えることに多く使ってる気がする。
見栄とか名誉よりも。
イタコも巫女さんも女性であることを考えると、物事の本質に繋がれるのは多分女性なんだろね。宮崎駿の作品もほとんど女性の主人公だもんな..
なんか沢山人類は戦争してきてるけど、半分以上は偉そうな男の見栄とかから始まってる気がしてきた。
シェアするっていう概念ってホント最近で。今までは所有の概念しかなかった。
所有の概念って、千昌夫の『金もってんぞ~』っていうアレ。若者は分かんねーか。
社会的、政治的な発言を堂々とするのは今や女性ばかり。
男は組織の自分の立ち位置をまず伺う。
男らしいって言葉は死語になるかもね。
でも俺は今年ソロキャンプに行ってみたい。
テントもマットもランタンもコンロも買った。
一段と内省的になっている。
....俺は不幸なんだろうか。
内省の時間ばかり。
会話してるようで、会話してない。
会話っていうより伝達かな。発する言葉全て。
でもずっとこんなじゃ無かったから、いつかは少しは楽しくなるのかな。